第3回稽古場公演
(2006年12月)
「ストロベリー」
■作・演出■
近藤ちこ
■日 時■
2006年12月16日(土)19:00
■会 場■
市川駅南公民館 視聴覚室
(千葉県市川市)
■動 員■
約30人
■キャスト■
役 名
Aチーム
Bチーム
佐倉 香津子/香津緒
あっちゃん
ドトール
館山教頭先生
けみぞー
あや
富津(親)
赤琶
葉々
富津 みほ
かなん
魔麻
鴨川(親)
葉々
白パン
鴨川 雄介/ゆうこ
魔麻
りょう
栃お留(イチゴ)
ハヤト
赤琶
サン・フジ(りんご)
白パン
けみぞー
ラ・フランス(洋ナシ)
りょう
ハヤト
■STORY■
中学校で給食を作っている佐倉さん。
その献立があまりにも個性的なことで、教頭先生から注意を受けてしまいました。
「佐倉さん、もう少し普通のものを作ってください。桃ジャムカツとか、イチゴ酢豚とか、あまりにも突拍子もない !果物は使わないでください!」
本人を説得してみたり、PTAで議題にあげてみたり、教頭先生はどうにか「普通の」給食を佐倉さんに作ってもらおうとしますが、佐倉さんにはどうにも伝わりません。
「普通って、何ですか?」
佐倉さんの夢の中、果物たちが討論を繰り広げます。
「砂糖より果糖が体にいいから使っているんだ!」
「台風で通常の(販売用に)出荷ができなくなってしまった果物を無駄なく使って何が悪い!」
なるほど、佐倉さんが果物を取り入れたメニューにこだわっていたのには、そんな理由があったのです。
それを教頭先生に説明をしたところ、メニューの名前を教頭先生が管理するという条件のもとに、あっさりと理解を得ることができたのでした。
「結局、普通って何だったんだろう。」
しかし・・・
市場も回復して、安価な果物が手に入りにくくなった頃。
予算を考えると、ここでは作りたいものが作れない。
佐倉さんはこの学校を去ることに決めたのでした。
「佐倉さんの給食、変わってて美味しくて、好きだったのに・・・。今度はどこで佐倉さんのご飯食べられるの?決まったら教えてね!」
子供たちの応援を背に、佐倉さんは旅立ちます。
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「同じストーリーを異なるキャスティングで」という趣旨で作られた第3回稽古場公演。
新人5名と既存メンバー6名を絶妙に組み合わせたチーム編成で、それぞれの雰囲気を大切に演じ上げました。
劇団 言少体言実験室
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